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2025.03.27 歯科医院の設計図作成の流れ|設計・内装のポイントも解説

歯科医院を開院するにあたり、設計図作成は来院される患者さんの満足度を向上させ、経営を成功に導く重要な要素です。
初めて設計に携わる方は、どこから手を付ければよいか悩むことが多いでしょう。しかし具体的な流れと内装設計のコツを把握しておけば、後悔しない設計が可能です。
この記事では、歯科医院の設計図作成の流れと注意すべきポイントを詳しく解説します。患者さんに親しまれる歯科医院を作るための参考にしてみてください。
初めて設計に携わる方は、どこから手を付ければよいか悩むことが多いでしょう。しかし具体的な流れと内装設計のコツを把握しておけば、後悔しない設計が可能です。
この記事では、歯科医院の設計図作成の流れと注意すべきポイントを詳しく解説します。患者さんに親しまれる歯科医院を作るための参考にしてみてください。
歯科医院の設計図作成の流れ

患者さんのお口と身体の健康を守る歯科医院を開院するにあたり、治療理念を反映した理想のデザインを実現したいと考える方も多いでしょう。
魅力あふれる歯科医院の設計には、細部までこだわった設計図作成が重要です。設計図作成の具体的な流れを、4つのステップで順に解説します。
魅力あふれる歯科医院の設計には、細部までこだわった設計図作成が重要です。設計図作成の具体的な流れを、4つのステップで順に解説します。
広さを検討する
設計図作成の第1ステップでは、歯科医院全体の広さを検討します。敷地の坪数に応じて、建物の内装イメージも大きく変わってくるためです。例えば、15坪のコンパクトな歯科医院を作る場合、十分なスペースを確保しつつ設置できるユニットは2台程度です。
一方、40坪の歯科医院では40坪の歯科医院では、7台程度のユニットを設置できるでしょう。ただし、大きな建物は柱の位置が影響し、ユニット数が変動する可能性があります。
ユニット数は1日の診療可能数を左右し、収益に直結します。患者さんの通いやすさにも関わるため、設置したいユニット数から広さを決定するとよいでしょう。
部屋の数・種類を考える
広さを決定した後は、第2ステップとして、必要な部屋の数と種類を検討します。歯科医院では以下の部屋が必須となるでしょう。- 待合室
- 受付
- カルテ収納場所
- 診療室
- レントゲン室
- 消毒室
- 機械室
- トイレ・水廻り
- スタッフルーム
なかでも、歯科医院の顔となる待合室や受付と治療のメインとなる診療室は、歯科医院全体のイメージを左右します。間取りを十分に検討しましょう。
また、トイレは患者さんとスタッフの鉢合わせを避ける目的で、患者さん用とスタッフ用で分けて設置するのがおすすめです。
スタッフと患者さん双方が移動しやすく、使いやすい配置を目指して、設計士と十分に相談しながら検討しましょう。
図面を作成する

第3ステップでは、設計士が決定した内容をもとに図面の作成を行います。図面でまず重要なのは、仕上表と平面図です。
仕上表は建物各所の仕上げを表にまとめたもので、屋根や外壁の仕上げに関する外部仕上げ表と、建物内の壁や床の仕上げに関する内部仕上げ表があります。
平面図は建物の基本的な間取りを示した図面です。各部屋・柱・廊下などの配置が一目でわかり、建物の概要を掴み再検討するのに欠かせません。
平面図により建物の方向性が定まってから、さらに細部を決定するために立面図や天井伏図、電気平面図や建具位置図などの図面を作成していきます。
仕上表は建物各所の仕上げを表にまとめたもので、屋根や外壁の仕上げに関する外部仕上げ表と、建物内の壁や床の仕上げに関する内部仕上げ表があります。
平面図は建物の基本的な間取りを示した図面です。各部屋・柱・廊下などの配置が一目でわかり、建物の概要を掴み再検討するのに欠かせません。
平面図により建物の方向性が定まってから、さらに細部を決定するために立面図や天井伏図、電気平面図や建具位置図などの図面を作成していきます。
内装の配置計画を練る
第4ステップでは、図面の内容に基づいて内装の配置計画を練ります。ユニットや診療器具、その他の家具の配置などを考慮するステップです。内装のレイアウトを適切に整えることで、スタッフが効率よく業務を行えるだけでなく、患者さんもリラックスして診療を受けられる環境が実現できるため、十分に検討することが求められます。
実際に開院してからの診療風景や人の流れを具体的にイメージすれば、よりよい内装に仕上げられるでしょう。
シンク・ヴィジョンは歯科医院の内装デザインに特化し、デザインから施工、アフターサービスまでを一貫して提供しています。
多数の歯科医院の設計に携わってきた豊富な経験と連携により、設計で重要なプロセスをスムーズかつ綿密に進めることが可能です。
設計時には提携会社のなかから、理想に合うデザイナーを選定し、担当デザイナーが要望を伺いながらデザインイメージを構築していきます。
さらに、グラフィックデザイナーやインテリアデザイナーなど、各業界の専門家とコラボレーションしてデザインを行うのも特徴です。
従来の医院設計の常識にとらわれないスタイリッシュさと、患者さんがくつろげる空間を両立したデザインに仕上げます。
また、 テナントの空間の有効活用についても、社長自ら現地へ訪問し、直接確認したうえで適切なプランをご提案いたします。
医院の立地やスペースの特徴を活かすために、 実際に現場を見ながら動線計画やレイアウトの提案を行うため、より実用的で理想に近い医院づくりが可能です。
歯科医院のコンセプトが定まらないとお悩みの方も、打ち合わせを重ねることで理想を具現化できます。
詳しくはシンク・ヴィジョンにお問い合わせください。
歯科医院の設計図作成のポイント

歯科医院の設計図を作成する際、思い付くままにデザインすると集患や経営に大きな影響を与えてしまいます。開院自体が危うくなる恐れさえあるでしょう。
歯科医院の設計では忘れてはならない重要な点があります。設計図作成で押さえておくべき4つのポイントを取り上げます。
歯科医院の設計では忘れてはならない重要な点があります。設計図作成で押さえておくべき4つのポイントを取り上げます。
法規制をクリアしているか
歯科医院の内装には法規制があり、開業には医療法に基づく歯科診療所開設届を保健所に提出し、許可を受けることが必須です。許可を得るには、構造設備の基準をクリアしている必要があります。無床診療所では、院内掲示義務・清潔保持義務・消防設備などの基準への理解が重要です。
内装デザインが図面上でこれらの基準を満たしていなければ工事着工ができないため、事前に所轄の保健所が設けている基準を確認しておきましょう。
また、図面が完成したら早急に保健所に相談することも大切です。歯科医院の開業に詳しい設計士に依頼すれば、失敗が少なくて済むでしょう。
患者さんの動線は確保されているか
内装を検討する際にスタッフの動線を意識するあまり、患者さんの動線がおろそかになってはなりません。医療機関は、患者さんがスムーズに治療を受けられる空間でなくてはなりません。スタッフと患者さんの動線がお互いの妨げにならないよう、注意が必要です。
また、患者さんのプライバシー保護の観点も考慮して検査と処置の空間を離れた位置に設けるなら、患者さんはより治療に集中できるでしょう。
スタッフと患者さんの動線をシミュレーションしながら十分に確認し、間取りや内装をじっくり検討してください。
清潔感のある空間になっているか
内装は医院全体の印象を決める重要な点です。歯科医院が清潔感のある内装になっていれば、患者さんはリラックスしやすくなります。通う歯科医院をインターネットで探す方も増えているため、ホームページに掲載する待合室や診療室の写真からでも清潔感が伝わるとよいでしょう。
清潔感を演出するには、色にこだわるのがポイントです。なかでも第一印象を決める受付や待合室は、白やパステルカラーを基調とするのが望ましいです。
さらに、窓が大きいと外の景色が見えて自然光が入ります。圧迫感の少ない空間になり、より居心地のよさを感じてもらえる可能性が高いです。
患者さんが快適に過ごせるか
歯科医院に行く患者さんは、設備面に不満があるだけで、定期的に通院したくなる気持ちをなくしてしまいます。待合室にいる間に、ほかの患者さんの治療中の音が聞こえると不安が増す恐れがあります。防音に配慮するとともに、音響設備を整えるのが有効です。
また、待合室に大きなソファやウォーターサーバーを設け、待ち時間をより快適に過ごせるようにこだわるのもおすすめです。
内装のこだわりから、患者さんはスタッフの心遣いを感じられます。清潔感と快適さのバランスが取れていれば、また通いたいと思ってもらえるでしょう。
シンク・ヴィジョンは歯科医院の設計・デザインに特化することにより、これらのポイントを網羅した理想的な設計の提案が可能です。
設計の知識がなく明確なイメージがなくても、豊富な経験・スキルや各業界との連携を活かしたアドバイスを行い、ベストプランを提案します。
開院と経営に関わるあらゆる情報に精通しているため、開業のパートナーとして何でも気軽にご相談いただけます。
歯科医院の内装の配置計画

スタッフが快適に治療に従事し、患者さんが居心地よく感じられる歯科医院を作り上げるには、内装配置にこだわることも大切です。
内装の細やかな工夫によって、患者さんが入りやすい雰囲気作りができます。ここでは、心がけておきたい内装配置計画の2つのポイントを紹介します。
内装の細やかな工夫によって、患者さんが入りやすい雰囲気作りができます。ここでは、心がけておきたい内装配置計画の2つのポイントを紹介します。
照明は目に優しいものにする
治療中、お口のなかを十分に視認するには照明は明るい方がよいでしょう。しかし、明るすぎると照明を直接顔に受ける患者さんがつらい思いをします。そのため、建物全体の照明を150~300ルクス程度の明るさに抑え、DNライトで光量を調節すると患者さんの不快感を軽減できます。
また、照明の色温度も大切です。青白い昼光色は緊張感を与えてしまうため、自然光に近い昼白色の照明がおすすめです。
暗い雰囲気にするのはダメ
落ち着いた雰囲気の内装にしたいと考えている場合は、暗い色味の配分が多くなりすぎないように注意しましょう。暗い色彩の歯科医院は雰囲気まで暗く感じさせ、陰鬱な印象を与えてしまいます。患者さんが暗い気分になると、リピート率は下がります。
落ち着いた色彩にしたい場合は壁や天井を白系で統一し、床やカウンターなどで部分的にダークカラーを取り入れると明るい雰囲気を維持できるでしょう。
シンク・ヴィジョンでは、提携施工会社のなかからお客様が目指すイメージを正確に具現化できる会社を選定し、内装の施工を進めます。
お客様が作り上げたい歯科医院の理想を突き詰めながら、患者さんの居心地のよさに配慮した内装デザインをサポートします。
歯科医院の設計図は患者さん目線で作成しよう

歯科医院の設計では、患者さん目線の快適さや居心地のよさを重視することが大切です。なぜなら、建物の印象が医院自体のイメージに直結するだけでなく、診察がスムーズに行える設備などの実用性も患者さんが重視するポイントだからです。
医院のイメージがよく、使い勝手のよい設備が整っていれば、集患率やリピート率は向上していきます。患者さんに通院したいと感じてもらえる医院作りを心がけましょう。
業界特化型のシンク・ヴィジョンは、設計・施工の専門知識と経験を活かし、患者さん目線の設計図作成に力を入れています。
患者さんが過ごしやすい待合室の内装デザイン、部屋ごとの位置関係や動線を意識した医院設計などにこだわったハイクオリティな設計を実現しています。
歯科医院の設計やデザインでお困りの際は、ぜひシンク・ヴィジョンにご相談ください。
シンク・ヴィジョンへのお問い合わせはこちらから
医院のイメージがよく、使い勝手のよい設備が整っていれば、集患率やリピート率は向上していきます。患者さんに通院したいと感じてもらえる医院作りを心がけましょう。
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患者さんが過ごしやすい待合室の内装デザイン、部屋ごとの位置関係や動線を意識した医院設計などにこだわったハイクオリティな設計を実現しています。
歯科医院の設計やデザインでお困りの際は、ぜひシンク・ヴィジョンにご相談ください。
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